退職の悩みの相談先によって変わる決断
仕事を続けていくかどうかで悩みを持ってしまうのは看護師には珍しいことではありません。その決断をするときに人に相談することがよくありますが、相談する相手によって決断する方向性が決まってしまいやすいのには注意しておきましょう。逆に言えば、こうしたいけれどやはり悩んでしまって決められないというときには、後押ししてもらえる相談相手を選ぶことが大切になります。
もし迷っている方向性が複数あるのなら、それぞれの方向性に進みやすい相手に相談するようにしましょう。家族に相談するのは初期によく行われる相談ですが、基本的には仕事を続けるか退職するかでどちらかにはっきりと方向性が定まります。配偶者が仕事を辞めて欲しいと思っていれば辞める方向に話が進んでいき、仕事をしたいという気持ちを持っている点を察してくれる配偶者なら続けられるように力を貸してくれるという話になっていくでしょう。
一方、職場の同僚や上司に相談すると仕事を継続するように促されるのが一般的です。同情する部分があったとしても基本的には人材不足を生み出したくないという気持ちが強く、同僚を失いたくないという気持ちも相まって退職を止める方向で話をしてくれます。
一方、もう一つの方向性として転職を促してくれるのが転職コンサルタントであり、職場をやめてもまだ働く可能性を考えたいときには良い相談相手になるでしょう。このような傾向を知った上で相談相手を選ぶのが決断するときに大切なのです。